動作名称 |
説明と禁止事項 |
|
基本動作(水面付近) |
ラッシュ |
水中から水面に頭部を出す動作。1回以上の呼吸ができる状態。
|
アンダー |
水面から水中に潜る動作。または水中で待機する状態。★1回につき20秒以上のアンダーは禁止。 |
ボディーブース |
水中から上半身が飛び出す動作。 |
スプラッシュ |
指先で水面を素早くかきながら水しぶきをおこす。 |
|
浮き身姿勢 |
上向き水平姿勢 |
水平に身体が浮いている状態。
スカーリング位置は腰付近でおこなう。 |
タブ姿勢 |
両脚を揃えて曲げ、つま先と膝は水面に平行、ももは垂直、頭は胴体の線上、顔は水面に。 |
タック姿勢 |
両脚を揃えて曲げ、背中は丸めて出来るだけ小さくまとめる。
かかとは臀部に近づけ、頭はあごを引きながら膝に近づける。 |
ベント二ー姿勢 |
片足を曲げ、その足のつま先は伸ばした足の膝、またはももの内側に付ける。
ももは水面に対して垂直。 |
★スカーリング動作中、手の指先が水面に出たり、波を立たせてはならない。
|
|
水中回転動作 |
フロントタック |
タック姿勢を保ちながら前に回る。 |
バックタック |
タブ姿勢から膝を引き寄せてタック姿勢になり、その姿勢を保ちながら後ろに回る。 |
★自分の腰の位置より浅い水深では禁止。
|
|
入水演技 |
飛び込み |
入水角度は60度未満。 両腕を前方に伸ばして入水しなくてはならない。
★水深110cm未満での飛び込みは禁止。120cm以上の水深であっても、飛び込み指導が出来る監督者立会いがなければ練習をしてはならない。
|
屈伸飛び込み
|
飛び込みの際に、空中で屈伸運動をしてから入水する。
★飛び込み条件を満たしていなければならない。
|
走り飛び込み |
プールサイドを走り、勢いをつけた状態で飛び込む。
★3歩以上(3m以上)の助走を禁止とする。
|
|
足技演技
|
倒立
|
プール底に手を付いた状態で水面に垂直に倒立。両足を揃え、膝、つま先は伸び、水中では常にあごを引いている。
|
ベント二―倒立
|
正しい倒立姿勢を基準とし、片足を曲げ、その足のつま先は伸ばした足の膝、またはももの内側に付ける。
|
クレーン倒立
|
正しい倒立姿勢を基準とし、片足を身体に90度の角度で前方に伸ばす。
|
オープンレッグ(横開脚)
|
倒立から両脚を横に開き、V字型をつくる。
|
オープンレッグ(前後脚)
|
倒立から両脚を前後に開き、V字型をつくる。 |
オープンスピン
|
倒立→前後開脚→横開脚の過程をたどり、180度以上の回転をおこなう。 垂直軸に対して両脚が均等に開いて回転していなければならない。 |
★倒立時間は15秒以内とする。 |
|
浮き身姿勢での足技演技 |
上向き水平姿勢
→ベント二―
|
上向き水平姿勢から、片足を曲げ、その足のつま先は伸ばした足の膝、またはももの内側に付ける。 |
ベント二−
→バレーレッグ
|
ベント二―姿勢から曲げた脚を垂直に伸ばす。 垂直に上げている脚以外の身体は水面に水平になくてはならない。 |
上向き水平姿勢
→タブ姿勢
→バレーレッグ
|
上向き水平姿勢からタブ姿勢になり、一気にバレーレッグの形をつくる。
バレーレッグ後は一拍以上の静止がなくてはならない。 |
V字ダブルバレーレッグ
|
タブ姿勢から両脚を開脚しながらV字型をつくる。 |
フラミンゴ
|
上向き水平姿勢からベント二―姿勢になり、片足を水面に垂直に伸ばしバレーレッグになる。
もう一方の足のふくらはぎの中央が垂直に伸ばした脚と交差するまで胸の方向に引き寄せる。 引き寄せた脚の膝からつま先は水面に平行であり、この動作中は常に顔が水面に出ている。 |
ウォーキング
|
上向き水平姿勢からベント二―姿勢になる。曲げた膝を元に戻すと同時にもう一方の膝を曲げベント二―姿勢にする。この繰り返し。 |
|
水中移動 |
スイム
|
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライなどの泳法を用いることができる。もちろんそれ以外の泳法を用いても可。 |
顔上げクロール
|
頭部を水上に出したままのクロール。この場合バタ足が水面下に沈んでいても可。 |
キックプル
|
平泳ぎをしながら、一方の腕を前方に伸ばすときに、もう一方の腕は後方にかいている。
頭部は水上に位置し、あごを水面に付けてはならない。 脚がプールの底に接触しても可。 |
潜水
|
水中に身体のすべてが沈んだ状態での移動手段。最長25m以内。 演技中は自分の最長潜水距離の半分以内でおこなう。
|
イルカ飛び
|
水面上にアーチを描くように身体を曲げながらけり出す。 入水角度は60度以内。
|
背面イルカ飛び
|
イルカ飛びの背面(仰向け) 入水角度は60度以内。
|
隊列移動
|
隊列(フォーメーション)を形成したまま移動する。または形成に至るまでの過程。
全員の泳ぐ速度を均一にし、また間隔を保つことも重要視される。 |
|
マスゲーム演技 |
カデンス |
連鎖的な現象に見えるような集団動作。 ボディブースをはじめ、様々な技をカデンスで表現することが可。 |
フローティング |
浮身で様々な隊形(フォーメーション)を描く。または形成に至るまでの過程。
この場合、プール底に足を付くことは可。 ただし、浮身でおこなうパフォーマンスの時間、変化、人数が多いほど難易度は高い。 |
|
アクロバット |
★ジャンプの規定 |
○ジャンプの高さ、空中での姿勢表現に制限はない。
○上半身からの着水の場合、入水角度は60度未満。
○宙返りの場合、必ず足から着水する。
○ジャンパーの着水位置は、土台および他メンバーの半径2メートル以上とする。
○ジャンプ演技指導が出来る指導員のもとに練習をおこなう。
○オリジナルのジャンプ技を開発した場合、日本ダンススイミング協会競技委員会に報告し、審査を仰ぐ義務がある。
○以上の規定が守れない演技と、練習を一切禁止とする。 |
ノーマルジャンプ |
ジャンパーと土台の2人以上の組み合わせでおこなう、水中からの飛び上がる演技。
空中にいるときのジャンパーは大の字の姿勢で、身体が大きく伸びている。 着水は足から。 |
前宙返りジャンプ |
前方に1回以上の回転を加える。着水は土台の前方。 |
バック宙返りジャンプ |
後方に1回以上の回転を加える。着水は土台の後方。 |
リフト |
トップと土台の2人以上の組み合わせでおこなうリフト系演技。 トップに立ったときの姿勢表現に制限はない。
★リフト完成後、演技として倒れる(崩れる)動作がある場合、頭部からの着水は禁止とする。
|
やぐら(人間タワー) |
★やぐらを形成する場合は、以下の条件を満たさなくてはならない。
なお、5段以上は禁止とする。
形状 人数 水深
3段 (1.2.4)7名以上 1.3m以上
4段 (1.2.4.8)15名以上 1.5m以上
|
|
その他 |
備品(小道具)について |
備品(小道具)の使用は自由。
★水質を悪化させる(着色、ゴミの浮遊)ものの使用は禁止。 また、電気、機械的備品(照明、噴水、スクリューなど)や潜水力を高める酸素ボンベなどの使用を禁じる。
|